仕事の最中に気分転換をしたくなったとき、タバコを吸ったり、仮眠をとったり、コーヒーを飲んだりする人が多いと思います。
その中の一つの行動として、『トイレに行く』という人もいるのではないでしょうか。
トイレと仕事の効率の関係
トイレが気分転換にいい、と思っている人は意外にも多いようです。
実際に働く人々にアンケートをとった結果、8割以上の人が「トイレの状態と仕事のモチベーションが関係している」と答えています。
トイレブースにこもって一息ついている時間に気分転換ができたり、新しいアイデアが浮かんだりする人も多くいるという中で、どれくらいの人が今のトイレの状態に満足しているのでしょうか。
トイレが仕事の効率に関係すると多くの人が答えたのと同様に、トイレに不満を持っている人も多くいるのです。
トイレに関する不満の数々
性別によっても年齢によっても、トイレに関する不満は違ってくるようです。
それぞれの人たちが挙げている主な不満は、
・トイレブースの数が少ない
・照明が暗い
・水、お湯の温度の調節ができない
・ウォシュレットがついていない
などです。性別や年齢別に集計をしてみると、意外な事実がわかってきました。
男女で違うトイレ感
男性のみなさんがトイレを使用する主な目的は用を足すため。
他にあるとしても歯を磨いたり、ワックスで髪を整えたりする程度でしょう。
それに対して女性は、メイク直しやリフレッシュを目的としてトイレを使用する人もいるようです。
トイレでの滞在時間も、男性に対して女性は約2倍となっています。
女性はトイレブースよりも長い時間洗面台を利用するので、清潔感の他にも荷物を置く台の設置、鏡の向きや数、照明の質など、男性には一見無縁とも思える不満が出てくるのです。
そのためでしょう、女性の方が男性よりトイレに対する不満を多く持っているという結果がでています。
年齢でも違うトイレ感
女性ならではの不満も多くある中で、男性ならではの不満も当然存在します。
それは小便器での隣の人からの視線です。
これに不満を感じている人が多く、年代別に見るとある傾向が見つかりました。
若い人ほど隣の人の視線を気にし、年を重ねるにつれ視線を気にする人が少なくなっています。
細かい数字をグラフにして見てみても、年代別にほとんどきれいに右肩下がりになっています。これには、慣れや割り切りも関わってくるのではないでしょうか。
トイレは用を足す以外にも、精神的に仕事の影響を与えていることがわかりました。
男女それぞれにあった考え方を尊重し、快適な空間を作ることが大切だということでしょう。